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大谷が背負う十字架。エンゼルスで二刀流は不可能、球団の本音は投手専任か【小宮山悟の眼】

日米の両球界から大きな注目を集めた大谷翔平選手の移籍先がロサンゼルス・エンゼルスに決まった。メジャーでも異例の「二刀流」に挑むということだが、球団のチーム状況や環境を考慮すると実際に可能なのか。

2017/12/13

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大谷の移籍が与える現ラインアップへの影響

 ポスティングシステムで米大リーグ入りを目指していた、大谷翔平の所属球団が決まった。
 
 すでに報道されているように、ロサンゼルス・エンゼルスになったわけだが、これには驚かされた。なぜなら、メジャーでも二刀流を目指す大谷が球団を選ぶ中で、DHにビッグネームのいる球団への入団は考えられないと思っていたからだ。
 
 エンゼルスはラインアップがある程度固定されているチームで、DHにはスーパースターのアルバート・プホルスがいる。そこに“打者・大谷”はフィットするか、しないかで言うと、フィットしない球団だと思っていた。
 
 記者会見でエンゼルス側は、大谷の二刀流を実現するため、打者として出る場合はDHで起用し、プホルスが一塁に入ると明言している。しかし、その場合に現在の一塁手のC・J・クロンはどうするのかという問題が生じる。さらに25人しかベンチ入りの枠がない中で、DHを専門に契約している選手の職を奪うことにもなる。
 
 球団は「二刀流の継続」という条件で大谷を口説いたのだろうが、すでにいる選手に対してどう説明するのかが見えてこない。これによってチーム内にひずみが生まれないか心配だ。

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