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【MLB】カブス、上原浩治の補強に地元紙は高評価。「球団社長、ホームラン級の仕事」と大絶賛

シカゴ・カブスへの移籍が決まった上原浩治。地元紙はこの補強を高く評価している。

2016/12/13

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チームにとっても上原にとってもプラス

 クリーブランド・インディアンスとの激戦を制し、108年ぶりに頂点に立ったシカゴ・カブス。球団社長のセオ・エプスタイン氏が創り上げたチームは、若手とベテランが上手くミックスした、まさに理想的なチームへと昇華した。

 しかしながら、いつまでも勝利の美酒に浸っている暇はない。2016年シーズン、カブスは2位に17.5ゲーム差をつけて独走したものの、来シーズンもアドバンテージを保てる保証はどこにもない。

 現に、剛腕アロルディス・チャップマンは5年8600万ドルでニューヨーク・ヤンキースに復帰し、スピード、パワー、選球眼を兼ね備えた理想的なトップバッターであるデクスター・ファウラーは、同地区のライバル球団カージナルスへ移籍。両者共に流出は想定内とみられていたものの、ライバルチームも着実に戦力をアップさせつつある。

 そんな状況の中、カブスは41歳のリリーバー上原浩治と1年450万ドルで契約合意。また、カンザスシティ・ロイヤルズで27セーブを挙げたウェイド・デービスをトレードで獲得。チャップマン流出で穴の開いたブルペンを、瞬時に埋めた。
 これらは決して大型補強とは言えないものの、現地での評価は非常に高い。特に、経験豊富な上原を比較的安価に獲得できたことに対し、球団社長のエプスタイン氏を称賛する声が挙がっている。

『cubshq.com』のニック・ミッチェル記者は、Epstein hits homer with signing of Uehara (エプスタイン、『上原との契約』というホームランを放つ)と題し、上原獲得を絶賛。大ベテランの加入を最大限に評価している。

 同記者は上原獲得のメリットを以下のように強調する。

Uehara, in addition, as well?hell, World Series tasted?so he knows a thing or two about big games
ワールドシリーズでの地獄のような状況を味わっており、ビッグゲーム(の戦い方)についてよく心得ている。

Uehara has actually fared better against lefties over his career.
キャリアを通じて、左打者を抑えている。

 さらに若手にも良い影響を及ぼし、上原にとっても強打者が多かったアリーグ東地区を離れたことで、プラスになるだろうと指摘している。

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