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【MLB】日本人選手の去就は? 残留確定の岩隈とイチロー、他FA選手は不透明。ダルビッシュ、田中は来季オフ市場の目玉に

メジャーリーグはレギュラーシーズンが2日に終了。来季の日本人メジャーリーガーの去就はいかに?

2016/10/05

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終盤に巻き返した青木と上原、評価を下げた田澤

 ワールドシリーズ後にFAとなる残り4選手の去就は不透明だ。マリナーズ・青木宣親はベスティングオプションの480打席にわずか届かない467打席で終了。ただジェリー・ディポートGMは「来季の構想から外して考えたことはない」と話し、再契約の可能性もありそうだ。最終的に打率.283と序盤の低迷を取り戻す活躍をみせ、移籍となっても必要とする球団は現れると見る。
 
 レッドソックスの上原浩治と田澤純一は、シーズン終盤に明暗を分けた。7月に右胸の筋肉を肉離れして離脱した上原は、一時はそのまま今季を終え、現役引退かとも危ぶまれていた。ただ復帰後は11試合連続無失点と抜群の安定感をみせ、ポストシーズンでは不振のクレイグ・キンブレルに代わる守護神候補にも推されている。来季42歳という年齢からも今季年俸900万ドル(約9億円)からのダウンは避けられないが、セットアッパーか、あるいはクローザーとしてメジャー契約のオファーが届くのは間違いない。愛着あるレッドソックスとの再契約を予想する地元紙の声も多い。
 
 田澤は大事なFA間近になって評価を落とした。4年連続50試合登板こそ果たしたものの、世界一に貢献した13年から登板試合数、防御率ともに右肩下がり。
 
 13年 71試合 防御率3.16
 14年 71試合 防御率2.86
 15年 61試合 防御率4.14
 16年 53試合 防御率4.17
 
 今季後半戦は防御率5.19と振るわず、ベンチ入り枠が25から40に拡大された9月はわずか5試合の登板にとどまった。他の投手に出番を譲り、信頼度の低下は明らかで、プレーオフのベンチ入りさえ危ぶまれる状況だ。
 
 1年前には、FAとなれば年俸500万ドル(約5億円)以上での複数年契約、といったところが相場であったがガタ落ち。単年契約で年俸300万ドル(約3億円)前後で、中継ぎの層が薄い球団への移籍となりそう。
 

川崎の日本球界復帰も現実味

 カブスの川崎宗則は米5年目で最少の14試合に終わった。30球団トップの103勝をあげたカブスはワールドシリーズ優勝の最有力候補で、とにかく選手層が厚く出番に恵まれなかった。主力の大半は生きのいい若手で来年も陣容は変わらない。来年も戦いの場にアメリカを選ぶかどうかは分からないが、米球界挑戦を選択しても移籍は確実。その場合はここ数年と同様、メジャーキャンプに招待される条件付のマイナー契約となる。日本球界復帰も現実的な道として浮上してくるのではないか。

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