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「勝ち抜ける保証ない」千賀滉大ら復帰も投手陣強化は必須? 米紙が補強推奨「厳しい戦いに取り残されかねない」【海外の反応】

2025/07/18

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メッツの千賀滉大

千賀滉大 最新情報

 怪我で離脱していた千賀滉大投手やショーン・マネイア投手などが復帰を果たしており、ナ・リーグ東地区で首位返り咲きを目指すニューヨーク・メッツにとっては明るい兆しだ。それでも投手陣の強化は必須であると、米メディア『モトシクリスモ』が指摘している。

 千賀は今季、これまでに14試合で先発し7勝3敗、防御率1.39、74奪三振をマーク。同選手を筆頭に投手陣が活躍し、シーズン序盤は驚異的なチーム防御率2.79を誇っていた。しかし、千賀が6月12日(日本時間13日)に行われたワシントン・ナショナルズ戦でハムストリングを痛めて以降、エース不在の投手陣はチーム防御率5.61まで悪化した。6月は連敗が多く、一時期首位だったメッツは2位へ転落している。
 

 
 それを踏まえ、同メディアは「もちろん、千賀とマネイアの復帰は明るい材料だ。だが、ナ・リーグのプレーオフ争いが激しさを増す中、それだけで勝ち抜ける保証はない。的確でタイムリーな補強がなければ、メッツはこの厳しい戦いに取り残されかねない」と懸念を示した。そして、補強候補としてザック・ガレン投手(アリゾナ・ダイヤモンドバックス)を指名している。
 
 ガレンについては「かつてオールスターにも選出された実力者だ。今季は不調が続き、防御率は5.15と低迷しているが、1試合あたり1.6本と高めの被本塁打率や、低い残塁率を改善しつつあり、復調の兆しも見えている。彼の魅力はそれだけではない。年俸1350万ドル、そしてFAを控えているという契約面も、トレードの焦点となる。彼のような選手を獲得することは、メッツにとって、リスクとリターンの両方を含む判断となるだろう」と伝えた。
 
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