「衰えが近づいている」菅野智之、成績下降の予兆? 米紙が懸念「安定した成績を維持するのは難しい」【海外の反応】
2025/06/10
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菅野智之 最新情報
ボルチモア・オリオールズに所属する35歳の菅野智之投手は、ここまで好調を維持してきた。しかし、8日(日本時間9日)に行われたオークランド・アスレチックス戦で、5回途中まで投げて8安打4失点1四球2奪三振の低調に終わり、評価が揺らぎ始めている。米紙『スポーツ・イラストレイテッド』が報じた。
菅野は初回、タイラー・ソダーストロム内野手にタイムリーヒットを打たれ、相手に先制されてしまう。2回にはジョニー・ペレダ捕手にタイムリーツーベースヒットを許すなどして追加点を奪われた。それでも3回以降は冷静さを取り戻したが、5回にソダーストロムを仕留めた後、スコット・ブルーエット投手との交代で降板している。最終的にオリオールズは1-5で敗れ、菅野は今季4回目の敗戦投手となった。
それを踏まえ、同紙は「チームが補強した先発投手の中で、コンスタントに好成績を上げているのは菅野だけ」と評価しつつ、「しかしながら、このベテラン右腕の衰えが近づいているのは懸念材料だ」と指摘している。続けて「彼のxERAは4.58で、これはメジャー全体で下位25パーセンタイル、つまり下位10%に入る数値だ。空振り率は16.9%と三振を安定して奪えるタイプではなく、主に打者に芯を外させたり、ボール球に手を出させることでアウトを稼いできた。確かに30.4%のチェイス率は平均以上だが、FIPも4.58であり、防御率の低さがやや幻想であることを示唆している。今後もその武器を駆使してある程度の仕事はできるかもしれないが、基礎的な指標に基づくと、これまでのような安定した成績を維持するのは難しいと考えられる」と分析した。
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