「非常に熾烈」鈴木誠也に立ちはだかる巨大な壁!? キャリアハイのペースも「オールスター選出の可能性は低い」【海外の反応】
2025/06/05 NEW
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鈴木誠也 最新情報
シカゴ・カブスの鈴木誠也外野手は、これまでにないほど好調なシーズンを送っている。もはや、キャリアハイ更新も間違いなしと思えるような成績を残しているが、今年のオールスターには選出されないかもしれない。それだけライバルが強力であると、米メディア『カビーズクリブ』が報じている。
鈴木は今季、打率.265、14本塁打、34得点、53打点、OPS.878(出塁率.327 + 長打率.552)をマーク。2022年3月に5年総額8500万ドル(約122億円)でカブスと契約してから3年目にして、過去最高のペースで成績を伸ばしている。同メディアも「打撃面では、ほぼすべての主要スタッツで自己ベストを更新する見込みであり、オールスター候補と考えるのも自然な流れだ」と称賛している。
ただ、それには大きな壁が立ちはだかることになりそうだ。同メディアは「現時点での状況を見る限り、鈴木がオールスターに選ばれる可能性は、かなり低いと言わざるを得ない。その理由は、指名打者(DH)部門でオールスターのロースター入りを狙う大本命が、大谷翔平とカイル・シュワーバーという、圧倒的な成績を残している選手たちだからだ。大谷(昨季ナ・リーグMVP)は、bWAR3.0でMLB全体トップ。ヒット数、本塁打、盗塁、打率、長打率、OPS、OPS+、ほぼすべての打撃指標でリーグ上位を占めており、特に本塁打23本、得点64、長打率.653は一番だ。一方で、シュワーバーもキャリア最高のシーズンを送っており、今オフの大型契約獲得に向けてアピール中。フィリーズの主砲は過去4年で3度目となる40本塁打ペースに乗っており、出塁率はほぼ.400に達し、DH部門ではこの3人の中でトップを走っていると言えるだろう」との見解を示した。
とはいえ、同メディアは「鈴木がオールスターに相応しくないというわけではない。むしろ、初選出されてもおかしくない活躍だが、上記2人との争いは非常に熾烈なのだ。特に、大谷のような圧倒的な成績を相手にするとなると、よほどのアクシデントでもない限り逆転はほぼ不可能でしょう。ただし、鈴木がカブスの打線の中核として今の勢いを維持し続ければ、シュワーバーを追い抜く可能性は十分ある。それでも、簡単な戦いではない」と伝え、鈴木の活躍を高く評価している。
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