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大谷翔平、打撃好調の要因は「スイングスピード」よりも「圧の強さ」。2人のレジェンドが解説

2025/05/27

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Getty Images



ドジャース・大谷翔平

大谷翔平 最新情報

 スポーツの熱狂を先取りする新感覚スポーツ番組『ABEMA スポーツタイム』が、5月25日(日)夜10時より放送された。番組では、川﨑宗則氏と糸井嘉男氏が大谷翔平選手の打撃好調の要因について分析し、打撃トレンドの変化ついても触れた。

 
 5月に入り、打撃絶好調の大谷翔平選手。その秘訣について、今回はスイングスピードに焦点を当てた。MLBの今季のスイングスピードの平均が約123キロであるのに対し、5月20日(火)のアリゾナ・ダイヤモンドバックス戦で大谷選手が放った第17号となる逆方向への大きな本塁打は約119キロだった。「平均より遅い速度でも逆方向へ打てた理由」について、川﨑宗則氏と糸井嘉男氏が解説した。
 
 外角の球を運んだ第17号本塁打の映像を振り返ると、川﨑氏は「スピードを落としたとしても、ボールに伝わる圧が落ちていない証拠。大谷選手は今季からバットを長くしたので、遠心力がかかる。なので、外の球も飛距離が落ちないような圧がかかっている」と説明。
 
 糸井氏も「コースがめちゃくちゃ難しい。ほぼボールゾーンなんです」と投球コースを解説したうえで「僕だったら、振れない」と大絶賛した。また、「スイングスピードが遅くても、バットがボールに当たっている時間が長いから圧が強いんです。僕も球を押し込む練習をしたけど、大谷くんはボールを乗せる長さが尋常じゃなく長い」と力説した。
 

 
 強打者として活躍した糸井氏は「僕は現役時代にスイングスピードを求めていたけど、今の主流はヘッドを速くかえすのではなく、スイングプレーンが大事になっている」と、現代野球のトレンドの変化についても言及した。

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