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ドジャース・ロバーツ監督が語った日米の野球の違い「DH制が導入されていなかったら、大谷獲得は…」

2025/05/19

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【(C)AbemaTV,Inc.】



デーブ・ロバーツ監督

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 ABEMAによるデーブ・ロバーツ監督への独占インタビュー企画『おはようロバーツ』が、2025年5月19日(月)朝8時より放送された。番組では、ロバーツ監督がMLBと日本野球の違いや、DH制と大谷翔平獲得の関係まで率直に語っている。

 

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 まず、MLBと日本球界の違いについて問われると、ロバーツ監督は攻撃面と守備面の両方に言及した。
 
 「MLBの攻撃は長打力頼みである一方で、日本球界では細かくヒットを重ねる」「守備面では日本球界は基礎がしっかりしているところがいい」と述べ、両者の野球観の違いを明快に表現した。さらに、「投球面ではMLBが球威や球速を重視するのに対して、日本はスライダーやスプリットを多用する印象」と、ピッチングスタイルの違いにも触れた。
 

 
 続いて、話題は先発投手の起用法へ。今季序盤、山本由伸投手と佐々木朗希投手が中6日で登板していた背景について、ロバーツ監督はこう語った。
 
 「佐々木は浅いキャリアの中で週1ペースでの登板しかないので、MLBでの登板に慣れさせていただけ。昨年山本にも同じような形をとったので、そのことが頭にある」と、段階的な適応を意図した起用法であることを明かした。
 
 さらに、「2人とも登板間隔の短縮を楽しみにしていたよ」と選手たちの意欲にも言及した。理想のローテーションについては、「私は中5日が理想的だと考える。登板の合間にブルペン練習ができるからね」と説明し、「中4日にするとシーズン通算の登板数は32回か33回ぐらいになって多すぎると思う。先発投手の場合、シーズン通算で28回もしくは29回ぐらいが理想的」と自身の考えを語った。
 
 そして、MLBでのDH制度についてもロバーツ監督は見解を述べた。
 
「投手よりも、良い打者が打席に立つ方がファンは楽しみだろうし、トータルで考えるとDH制は野球にとって良いこと」と前向きに評価。
 
 その上で、「そもそもDH制が導入されていなかったら、ドジャースの大谷獲得は難しかったのでは?当初大谷がドジャース入りを見送ったのはDH枠がなく、二刀流が不可能だったからだと思う」と、2017年のMLB挑戦当初を振り返った。

 
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【了】



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