大谷翔平がいても“不安要素”あり!? ドジャース、米メディアが懸念する2024年シーズンの弱点とは…?【MLB】
2024/04/04
Getty Images
ドジャースの投手ロースター
1試合当たりの平均失点予想: 4.48(メジャー7位)
SP1 タイラー・グラスノー
SP2 山本由伸
SP3 ボビー・ミラー
SP4 ジェームス・パクストン
SP5 ギャビン・ストーン
CL エヴァン・フィリップス
SU8 ブルスダー・グラテロル
SU7 ジョー・ケリー
MR アレックス・ベシア
MR ダニエル・ハドソン
MR ブレイク・トライネン
MR ライアン・ブレイジャー
LR ライアン・ヤ―ブロー
上記は、ドジャースの投手陣による1試合当たりの平均失点数予想だ(参照:)。先発ローテーションではタイラー・グラスノー、山本由伸、ジェームス・パクストンを獲得するなど大補強を行った。グラスノーとは1億3600万ドル、山本とは3億2500万ドルの大型契約を交わすなど、期待値は非常に高い。しかし、これは無謀な期待というわけではない。
グラスノーは、シーズンフル稼働すればオールスター出場、サイ・ヤング賞も狙える。山本は様々な媒体で新人王獲得の筆頭候補とされており、様々な指標を考慮すればメジャーで無双できる素質を持っている。
ボビー・ミラー、ギャビン・ストーン、エメット・シーハンなど飛躍が期待できる選手も多くいる。すべてがうまく転がれば、メジャー最強のローテーションが出来上がるだろう。
一方で、クエスチョンマークがつくところも多い。グラスノーやパクストンはキャリアを通してケガの多い体質であるところや、山本が期待通りにエース級になってくれるという確証が得られない点。ケガ・スランプで悪いほうに傾くと、そのままローテーション崩壊へ突き進む可能性も少なくないのだ。
毎年のようにドジャースの強みとなるブルペンは、エヴァン・フィリップスとブルスダー・グラテロルの2人が柱となる。ブレイク・トライネン、ダニエル・ハドソンはクローザー経験のある投手で、どちらかをクローザーに据えた上でフィリップスをハイレバレッジな場面や、相手の主力打線にぶつけるというのが理想だ。
先発ローテーションが崩れた際にはロングリリーフ、オープナー、スターターと何でもこなすライアン・ヤ―ブローが控えている。また、ドジャースには毎年のようにエリートリリーバーを作る育成能力があるため、リリーフ投手に事欠くことはないだろう。
心配なのが、主力メンバーにベテランが多いことだ。トライネン、ハドソン、ジョー・ケリー、ライアン・ブレイジャーの4人は36歳以上。急速に球威が落ち込む可能性もあり、その際には若手の台頭や、掘り出し物となる選手の1人や2人が必須になるかもしれない。
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