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最悪の“大型契約”に…メジャーリーグ、今季不良債権と化している6人。超高額年俸の大物選手たち

2023/10/02

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クリス・セール


・今季年俸::2750万ドル(約41億2500万円)
・ポジション:投手
・投打:左投左打
・身長/体重:198㎝/82㎏
・生年月日:1989年3月30日
 
 7年連続で2桁勝利を挙げるなど、メジャー屈指の左腕と評価されているクリス・セール。しかし、近年は故障に悩まされて不良債権になりつつある。
 
 2010年MLBドラフト1巡目(全体13位)でシカゴ・ホワイトソックスに入団。メジャーデビュー当初はリリーフとして起用されたが、2012年から先発に転向。同年は30試合登板で17勝8敗、防御率3.05の好成績をマークした。
 

 
 その後もチームのエースとして大活躍したセール。2015年には最多奪三振(274個)のタイトルを獲得するなど、圧巻の投球を続けた。
 
 2017年にはトレードでボストン・レッドソックスに移籍。移籍初年度から32試合(214回1/3)を投じて17勝8敗、308奪三振、防御率2.90をマークし、2度目の最多奪三振を戴冠。2020年からは5年総額1億4500万ドルで契約を延長した。
 
 ところが、大型契約1年目は左肘靱帯再建手術(トミー・ジョン手術)の影響でシーズンを全休。翌2021年に復帰を果たすも、その後は3度の骨折など度重なる故障に見舞われている。
 
 今季はここまで20試合登板で6勝5敗、防御率4.30となっており、年俸に見合う働きができていない状況だ。

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