大谷翔平選手をはじめとした日本人メジャーリーガーを中心にメジャーリーグ・日本プロ野球はもちろん、社会人・大学・高校野球まで幅広いカテゴリーの情報を、多角的な視点で発信する野球専門メディアです。世界的に注目されている情報を数多く発信しています。ベースボールチャンネル



【MLB】日本人メジャーリーガーの歴代最高額契約ランキング16~20位 偉業成し遂げた“パイオニア”、世界一の守護神も

2022/07/23

text By

photo

Getty Images



第17位 野茂英雄

契約内容:2年1375万ドル(約17億8800万円)
該当年度:2002~03年(ロサンゼルス・ドジャース)
 
 「トルネード投法」を特徴とした日本人メジャーリーガーの“パイオニア”。NPBではルーキーイヤーの1990年から圧倒的な成績。投手4冠(防御率・勝利・奪三振・勝率)に輝き、沢村賞、最優秀選手(MVP)、新人王なども受賞した。同年から4年連続最多勝・最多奪三振に輝くなど球界のエースとして君臨したが、1994年オフに球団との契約交渉が難航。最終的に任意引退でMLB挑戦を決め、1994年オフにロサンゼルス・ドジャースとマイナー契約を締結した。
 
 メジャー1年目にすぐさまメジャー契約を勝ち取ると、先発として13勝、236奪三振、防御率2.54をマーク。最多奪三振と新人王を受賞する活躍で旋風を巻き起こした。その後、1998年途中にニューヨーク・メッツへトレード移籍となると、以降はミルウォーキー・ブリュワーズ、デトロイト・タイガース、ボストン・レッドソックスでプレー。レッドソックス時代の2001年には13勝、220奪三振をマークし、2度目の最多奪三振を獲得した。

 そして、01年オフに2年1375万ドルでドジャースへ復帰し、再びエース級の活躍を披露。05年はタンパベイ・レイズ、紆余曲折を経て08年にはカンザスシティ・ロイヤルズで3年ぶりのメジャー登板を果たすなどメジャー7球団を渡り歩いた。

1 2 3 4 5 6