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【MLB】打撃不振の青木に試練 ジャイアンツ外野手2人補強で熾烈なポジション争い

前半戦は絶好調だった青木だが、脳震盪の影響もあり後半戦は打撃低迷。プレーオフ進出に向け2人の外野手を補強したジャイアンツで激しいレギュラー争いの火蓋が切って落とされた。

2015/09/02

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脳しんとうの影響か? 打撃低迷

 実質的なトレードデッドラインとなる現地8月31日、プレーオフ進出に向けて正念場の続くジャイアンツはレッドソックスから外野手のアレハンドロ・デアザを獲得したことを発表した。

 同20日にはレッズから同じく外野手のマーロン・バードも獲得している。

 今季は右足腓骨骨折や頭部死球による脳しんとうでDL(故障者リスト)入りしながらも、成績を残してきた青木だが、プレーオフまで残り1カ月激しいレギュラー争いにさらされることになりそうだ。

 今季の青木は打率.289 14盗塁 出塁率.355と自己最高の打率を残していることに加え、390打席に立ち三振はわずか24、三振を上回る数の四球30を選ぶなどテーブルセッターとして優れた成績を残している。

 懸念されていた守備でも主にレフトを守り守備防御点-2と平均こそ下回っているものの、昨年の-8からは数字を戻しており、チームの期待に応えている。

 前半戦はファン投票でオールスター出場を争うほどの活躍を見せてきた青木だが、脳しんとうの影響もあるのか、オールスター後の打率はわずか.209に低迷。最も期待されている出塁率も.270と最低ラインを大きく下回っている。

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