「超高校級」の名の下に…プロ野球界のスターとなった横浜高校出身の選手6人。最高峰の舞台で輝いた選手たち
2025/08/19 NEW
産経新聞社
多村仁志

・投打:右投右打
・身長/体重:180cm/80kg
・生年月日:1977年3月28日
・経歴:横浜高
・ドラフト:1994年ドラフト4位
2004年、2005年と鮮烈な活躍を見せた多村仁志。プロでは故障続きとなったが、それでも一流選手として抜群の働きを見せた。
多村は神奈川県の出身で、地元の横浜高に入学。高校3年春・夏に甲子園出場を果たした。3年夏は、チームが沖縄の那覇商に2-4で敗れて初戦敗退。本来の実力を発揮できないまま、甲子園を後にした。
ドラフトでは4位という順位で、横浜ベイスターズ(現:DeNA)に入団。プロ3年目で初アーチを記録したが、出場機会は限定されていた。
しかし、2004年には123試合の出場で打率.305、40本塁打、100打点という圧巻の成績を記録。翌2005年にも117試合の出場で打率.304、31本塁打、79打点の成績を残し、リーグを代表する強打者として、日本代表でもプレーした。
故障やコンディショニングに苦しむシーズンも経験し、規定打席に到達できたシーズンは決して多くない。その中でも、多村の豪快なアーチは、多くのファンの脳裏に焼きついているだろう。