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「超高校級」の名の下に…プロ野球界のスターとなった横浜高校出身の選手6人。最高峰の舞台で輝いた選手たち

2025/08/19 NEW

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産経新聞社



涌井秀章

中日・涌井秀章
・投打:右投右打
・身長/体重:185cm/85kg
・生年月日:1986年6月21日
・経歴:横浜高
・ドラフト:2004年ドラフト1巡目
 
 プロ21年目を迎えた今季も、一軍戦力として活躍する涌井秀章。涌井もまた、高校時代から注目された選手だ。
 
 横浜高の入学以前から才能を高く評価されていた涌井は、成瀬善久(元・ロッテなど)との2枚看板を形成。大きな期待を寄せられていたが、2年時の神奈川秋季大会で打ち込まれるなど、苦しい時期も過ごしていた。
 

 
 それでも3年夏、県大会を制して甲子園出場。投打にわたりチームを牽引する活躍で、ベスト8で敗れるも評価は変わらず、ドラフト1巡目で西武ライオンズ(現:埼玉西武)に入団した。
 
 プロ2年目には、26試合に登板して12勝をマーク。さらに2007年は自己最高の17勝を挙げ、最多勝に輝いた。また、2009年には2度目の最多勝(16勝)と沢村賞を獲得した。
 
 その後は不振に陥るシーズンもありながら、3球団で2桁勝利を達成。中日ドラゴンズではベテランとして、若手を引っ張る役割も担っている。

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