高校野球の”超強豪校”だが…プロ野球の世界で苦しんだ横浜高校出身の選手6人。プロの壁に阻まれた選手たち
2025/08/19 NEW
産経新聞社
高濱卓也
・投打:右投左打
・身長/体重:184cm/84kg
・生年月日:1989年7月6日
・経歴:横浜高
・ドラフト:2007年高校生ドラフト1巡目(阪神)
ファームでは好成績を残し続けた高濱卓也。しかし、一軍では苦しいシーズンの連続だった。
横浜高に入学し、1年春の関東大会でデビュー。筒香嘉智(現・DeNA)以来となる1年生での4番に座り、高校通算で27本塁打を放った。
2007年の高校生ドラフトでは、阪神タイガースから1巡目指名を受け入団。しかし、プロ入り後は故障に悩まされ、ファームが主戦場となるシーズンが続いた。
阪神で結果を出せなかった中、2011年のオープン戦で好アピールを連発。覚醒を予感させていたが、小林宏之のFA(フリーエージェント)移籍の人的補償にともない、千葉ロッテマリーンズに移籍となった。
惜しまれながらも移籍した高濱は、ファームでは3割近い打率をマーク。2014年は打率.355と驚異的な成績を残した一方、一軍では36試合の出場で打率.232と振るわなかった。
その後も覚醒を期待されながら、2017年を境に一軍での出場機会が減少。怪我の影響もあり本領を発揮できないまま、2021年に引退した。