高校野球の”超強豪校”だが…プロ野球の世界で苦しんだ横浜高校出身の選手6人。プロの壁に阻まれた選手たち
2025/08/19 NEW
産経新聞社

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有望選手が数多くそろう強豪校からは、プロ野球選手が数多く誕生する。神奈川県の名門、横浜高校もその一つで、松坂大輔を筆頭に多くのスター選手がプロで活躍した。しかし、プロでの活躍を期待されたものの、伸び悩んだケースも珍しくない。そこで今回は、プロ野球の世界で苦しんだ、横浜高出身の選手を取り上げる。
紀田彰一
・投打:右投右打
・身長/体重:178cm/85kg
・生年月日:1976年5月19日
・経歴:横浜高
・ドラフト:1994年ドラフト1位(横浜)
1年時から横浜高の中軸を任された紀田彰一。プロの世界でも活躍を期待されたが、思うような成績は残せなかった。
名門の横浜高において、1年生ながら4番を任されていた紀田。高校球界屈指のスラッガーとして名を馳せていた。
1994年の夏、甲子園の初戦で那覇商高と対戦。しかし、この試合では敬遠1つを含む4四球と、勝負を避けられる形になった。
結果的に試合にも敗れたが、同年のドラフトでは2球団競合の末、横浜ベイスターズ(現・DeNA)に入団した。
プロ2年目の1996年に一軍デビューを果たしたものの、6試合の出場で打率.100の成績に。当時は内野手のレギュラーが固まり始めた時期でもあり、出場機会が限定されていた。
それ以降の一軍出場はなく、1999年に戦力外通告。現役最後は西武ライオンズ(現・埼玉西武)でプレーするも、一軍での出場はなく1年限りで戦力外通告を受け、ユニフォームを脱いだ。