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侍ジャパン、歴代WBCで勝利の立役者となった6人。チームの窮地を救った日本代表戦士たち

2023/03/10

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井端弘和


・投打:右投右打
・身長/体重:173㎝/73㎏
・生年月日:1975年5月12日
・経歴:堀越高‐亜細亜大
・ドラフト:1997年ドラフト5位
 
 当時37歳で日本代表入りした井端弘和。当初は守備固めの起用がメインと見られていたが、バットで大きな貢献を見せた。
 
 初戦となった第1ラウンド・ブラジル戦では、ビハインドで迎えた8回に代打で出場し、同点タイムリーを記録。勝負強さを買われ、同ラウンドの3戦目から、スタメンに名を連ねた。
 

 
 さらに、第2ラウンドのチャイニーズタイペイ戦では、9回2死と追い込まれた状況で、値千金の同点打を放った。同戦で猛打賞を記録するなど、その後も安打を量産。同ラウンドでは9打数5安打と打ちまくり、ラウンドMVPに選出された。
 
 準決勝のプエルトリコ戦では、唯一の得点となる適時打をマーク。惜しくもベスト4で敗れたが、反撃の足掛かりを作る活躍を見せた。
 
 最終的に打率.556(18打数10安打)、4打点と驚異的な数字を記録。指名打者(DH)部門のベストナインに輝いた。同大会では、苦戦を強いられた日本代表。井端が幾多の窮地を救い、準決勝進出の立役者となった。

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