大谷翔平選手をはじめとした日本人メジャーリーガーを中心にメジャーリーグ・日本プロ野球はもちろん、社会人・大学・高校野球まで幅広いカテゴリーの情報を、多角的な視点で発信する野球専門メディアです。世界的に注目されている情報を数多く発信しています。ベースボールチャンネル



侍ジャパン、歴代WBCで勝利の立役者となった6人。チームの窮地を救った日本代表戦士たち

2023/03/10

text By

photo

Getty Images



前田健太


・投打:右投右打
・身長/体重:185㎝/84㎏
・生年月日:1988年4月11日
・経歴:PL学園高
・ドラフト:2006年高校生ドラフト1巡目
 
 第3回WBCで、圧巻の投球を見せた前田健太。
 
 高卒4年目に沢村賞を受賞するなど、若きエースとして活躍。同大会では、田中将大と共にダブルエースとして期待された。
 

 
 その期待通り、第1ラウンドの中国戦では、5回1安打無失点の好投で勝利投手に。続く第2ラウンドのオランダ戦でも、5回1安打無失点9奪三振の快投を披露した。
 
 2試合連続で完璧な投球を見せると、準決勝・プエルトリコ戦の先発に抜擢。初回に先制点を許すも、その後は立ち直り、5回1失点で降板。チームは惜しくも敗れて敗戦投手となったが、先発投手の役目を果たした。
 
 最終的に3試合(15回)を投げ、2勝1敗、防御率0.60と傑出した数字をマーク。イニング数を上回る18奪三振を記録するなど優秀な成績を残し、大会ベストナインに選出された。
 
 同大会は、メジャーリーガーが不在となり、厳しい戦いが予想されたが、前田がエースの役割を果たし、緊迫の熱戦を演じた。

1 2 3 4 5 6