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秋山正雲、胸に刻む憧れの先輩からの金言。ポスト左腕エースが語るプロ1年目の刺激【#29】

2022/09/07

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千葉ロッテマリーンズ



千葉ロッテマリーンズ インタビュー連載

千葉ロッテマリーンズの秋山正雲投手は、二松学舎大付属高からドラフト4位で加入したルーキー左腕だ。ここまでイースタン・リーグで12試合に登板し、先発・リリーフ合計で25回2/3を投げて3勝1敗1セーブ、奪三振23、四球7、防御率1.40の成績。高卒1年目ながら、リーグ首位を走るチームで先輩たちに引けを取らぬ結果を残している。(ロッテの若手選手にインタビューする企画の第29回)

 

 

他の人の真似はする?先輩の答えは…

 秋山正雲は、昨年まで小島和哉が付けていた背番号「43」を今年の春から背負っている。秋山が憧れる小島は、ロッテの左のエースとしてチームを牽引する頼もしい先輩だ。同じ左投げ、そして比較的近い背丈の先輩が同じチームにいることは心強い。
 
 そんな憧れの先輩から貰った、忘れられない言葉がある。
 
 春季キャンプでのことだ。普段人前で話すことが苦手だという秋山が、勇気をもって小島に質問をぶつけた。
 
「自分から小島さんに『(他の選手の)真似とかをするんですか』みたいな風に聞いたんですけど『しない』という風に言っていて。『自分は自分だから、人の真似とかよりも自分を見ながらやった方が良い』と言われて、それがとても印象に残っています」
 
 近い将来「年間を通してローテーションを回れるようになりたい」という目標を掲げる秋山。そんな目標を体現する先輩の言葉は心に強く響いた。
 

 
 優秀な人の真似をすることも、時に大切だ。しかし野球界において、高校からプロへ直接入団出来るというのは、数いる同世代のごく上澄みにいる人間だけが果たせることだ。まずは自分の力を信じる大切さを、先輩の金言から胸に刻んでいく。

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