「年間5、6勝は変わってくる」元日本ハム・杉谷拳士の陰の努力。「練習前の練習は大事」欠かさなかった頭と体の準備
2025/04/29 NEW
【写真:編集部】

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株式会社NTTドコモ(以下、ドコモ)とDAZN Japan Investment合同会社(以下DAZN)は24日、包括協業契約を締結した。同日の発表会には元北海道日本ハムファイターズの杉谷拳士氏、元サッカー日本代表の槙野智章氏、お笑い芸人のすゑひろがりずがゲスト出演。発表会後には、杉谷氏がインタビューに応じてくれた。
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今回発表された新プランの名称は、『ドコモ MAX』『ドコモ ポイ活 MAX』。契約者を対象に、月額4200円の『DAZN for docomo』が追加料金なしで視聴できるというもの。全コンテンツを視聴することが可能で、明治安田Jリーグやプロ野球などの国内スポーツ、ラ·リーガ、F1などの競技も楽しむことができる。
今回の発表会に参加した杉谷氏は、現役時代に日本ハムでプレーし、代打、代走、守備固めといった役割でチームに貢献した。内外野を守れるユーティリティ性に加え、両打ちという器用さも兼ね備えていた。
ただ、その幅広い起用により、準備に割く時間も増えた。杉谷氏は「練習前の練習は大事にしていました。内外野を守って、右も左も打たないといけなかったので、早くグラウンドに入っていました。自分の体の確認、バント練習、左右で打席の確認などをしていました」と、当時の練習状況を話した。
さらに、「(対戦)相手に合わせて練習もしていました。『内野での出番が多いかもな』と思ったら先に外野の練習をしたり、『監督だったらこういう起用をするだろうな』とか先読みしていました」と、臨機応変に練習していたことも明かした。
試合が始まれば、いつ声が掛かるか分からない。試合の流れを読む力も必要だった。
「どういう場面で起用されるのかを意識しました。その局面で年間5、6勝は変わってくるので、守備固め、代打、代走など、監督の意図を汲み取っていました」と、途中出場だからこその難しさを語った。
試合の展開を見ながら、体と頭の準備をしなければいけない。
「常に体を動かしていました。イニング間にベンチ裏で走ったり、後から出てくる(相手)投手の癖、配球の偏り具合などを見ていました。打つ、投げる、走る、全てにおいて準備していました」と、役割を果たすための取り組みは欠かさなかったという。
プロで14年間プレーし、明るいキャラクターで多くのファンを魅了した杉谷氏。その輝きの裏には、生き残るための努力と周到な準備があった。
【了】