大谷翔平選手をはじめとした日本人メジャーリーガーを中心にメジャーリーグ・日本プロ野球はもちろん、社会人・大学・高校野球まで幅広いカテゴリーの情報を、多角的な視点で発信する野球専門メディアです。世界的に注目されている情報を数多く発信しています。ベースボールチャンネル



読売ジャイアンツ(巨人)、歴代助っ人外国人選手ランキングトップ5<野手編>

2023/11/04

text By

photo

産経新聞社



第2位 アレックス・ラミレス

右投右打
外野手
在籍年数 4年(2008〜2011)
成績 569試合、打率.307、666安打、148本塁打、430打点、8盗塁
 
 同ランキングのヤクルト編でもランクインしたラミレス。巨人でも主に4番として、打線を牽引した。
 
 ベネズエラ出身、身長180センチ、体重100キロ。サンアントニオデパウラ高を出て、1993年からクリーブランド・インディアンスの傘下チームでプレー。98年には、同球団でメジャーデビューを果たした。その後ピッツバーグ・パイレーツでも出場し、MLB通算成績は、135試合で、打率.259、12本塁打、48打点となっている。
 

 
 2001年シーズンに来日し、ヤクルトで7年間活躍。多くの打撃タイトルを獲得するなど、高い実績を引っ提げ2008年に巨人に加入した。移籍初年度から首脳陣の期待に見事に応える大活躍を見せ、打率.319、175安打、45本塁打、125打点をマーク。シーズンMVP、打点王、ベストナインに輝き、チームをリーグ連覇に導いた。
 
 翌2009年シーズンからは外国人枠の登録を外れ、日本人扱いとなった。同年は打率.322、186安打、31本塁打、103打点をマーク。2年連続となるシーズンMVPとベストナイン、首位打者、最多安打に輝く圧倒的な活躍で、チームをリーグ3連覇、日本一へと導いた。
 
 2010年にはキャリアハイとなる49本塁打、129打点をマークし、打撃二冠を達成。2003年から続いていた8年連続100打点は現在でもプロ野球記録となっている。四球をとれず出塁率が伸びづらかったために、現代の指標ではやや評価を落とすところもあるが、打つ技術については歴代でもトップクラスであることに変わりはない。また、長期離脱がほとんどなかったことも大きな魅力だ。
 
 巨人退団後は横浜DeNAベイスターズで2年間プレーし、通算2000安打も達成。引退後は、2016年から2020年までDeNAで監督も務めた。

【次ページ】第1位
1 2 3 4 5 6