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オリックスバファローズ、歴代助っ人外国人選手ランキングトップ5<投手編>

2022/12/03

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産経新聞社



第2位 具臺晟(ク・デソン)

左投左打
在籍期間 4年(2001〜2004)
成績 110試合(503回)、24勝34敗10セーブ、504奪三振、防御率3.88
 
 主に先発としての活躍が目立った、具。球の出所が見えづらいフォームで、奪三振率も高かった。
 
 韓国出身、身長183センチ、体重84キロ。漢陽大から、韓国リーグのピングレ・イーグルス(現ハンファ)に入団。96年にはリーグを代表する投手に成長し、MVPにも輝いた。また、2000年のシドニーオリンピックでは、韓国代表に選出され、日本代表を抑え込む活躍を見せた。
 
 2001年にオリックスに入団。開幕からクローザーとして起用されたが、シーズン途中に先発に転向。最終的に7勝(9敗)、10セーブ、防御率4.06という成績を残した。
 
 翌02年は開幕から先発として登板。勝ち星こそ5勝と伸び悩んだが、規定投球回に達し、防御率は同僚の金田政彦に次ぐ、リーグ2位の2.52をマークした。同年のオリックスは、防御率ランキング10傑に、金田(4勝9敗)、具(5勝7敗)、ヤーナル(6勝13敗)の3人を送り込んだにもかかわらず、貧打にあえいで最下位に沈んでいる。
 

 
 03、04年も先発ローテーションの一角として登板を重ねたが、一度も2桁勝利には届かず、1年目の7勝がキャリアハイとなった。退団後の05年には、ニューヨーク・メッツでメジャーデビュー。リリーフとして、33試合に登板し、防御率3.91の成績を残した。その後は再び韓国球界や豪州リーグなどでプレーした。

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