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巨人・松原聖弥、ダイヤモンド1周15秒台の脚力。大舞台で発揮した才能、甲斐に重なった育成出身のスター性

読売ジャイアンツ対MLBオールスターチームによる「2018日米野球エキシビションゲーム」が8日、東京ドームで行われた。巨人は6-9で惜しくも敗れたが、途中出場の松原聖弥外野手ら若手が躍動した。

2018/11/09

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原監督の言葉通り“若手にとって良い経験”になった一戦

 通常なら体験できない貴重な場だ。
 
 2018年日米野球エキシビションゲームが8日、東京ドームで開催された。9日に開幕する「日米野球」に先駆けた練習試合の意味合いが強い戦いだったが、巨人の原辰徳監督が試合前に「今回の試合は若手にとってどんな形であれ良い経験になる」と語った通りの内容になった。
 
 試合は巨人が6−9でMLBオールスターチームに惜敗。だが、高卒2年目の高田萌生が先発し、2番手で登板した大江竜聖が2回を1失点に抑えるなど若い選手達が躍動した。一番の輝きを見せたのは4回から途中出場した松原聖弥だった。
 
 4回裏、1死一、二塁から8番・和田恋の代打で打席に立つと、左中間を真っ二つに破る快打を見せる。相手守備がもたついているのを確認した松原は、三塁ベースを蹴ってホームを駆け抜けるランニングホームランを記録した。ダイヤモンド1周のタイムは15秒15という快足。6回裏には一塁への内野安打で出塁すると、すかさず盗塁を決めて持ち味をいかんなく発揮した。
 
 松原は、今季の7月31日に支配下登録されたばかりの育成出身の外野手だ。今季はキャンプで首脳陣の目に止まり、度々1軍に帯同。期限間際に支配下を勝ち取った。
 
 持ち味はこの日も見せた脚力だ。6回裏の内野安打では一塁を3.65秒で駆け抜けるなど驚異的なスピードを持つ。そして、今季は打撃面の向上も見せている。ファームで117試合に出場して、134安打をマーク。杉谷拳士(日本ハム)が持っていたファーム最多安打記録を上回る新記録となった。
 
 一夜にしてスターダムにのし上がった松原の登場を見て感じるのは、大舞台の重要性だ。
 

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