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侍ジャパン、猛追及ばすチャイニーズ・タイペイに惜敗 打線は8回まで沈黙、岩貞が5失点と炎上

2018/11/08

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 「ENEOS侍ジャパンシリーズ2018」は7日、ヤフオクドームで行われ、野球日本代表「侍ジャパン」はチャイニーズ・タイペイ戦に5ー6で敗れた。
 
 侍ジャパン先発は、今季6勝を挙げた中日ドラゴンズの23歳左腕・笠原祥太郎投手。笠原は初回、先頭を直球で見逃し三振に取った。2死から二塁打を許したが、無失点で切り抜けた。続く2回は三者凡退に抑えて、2回1安打無失点で代表デビュー戦を飾った。
 
 日本打線はチャイニーズ・タイペイ投手陣を前に苦戦。4回まで無安打に封じ込まれ、山田哲人内野手が四球での出塁したのみだった。
 
 そして、5回表に試合が動いた。この回からマウンドに上がった3番手・岩貞祐太投手が先頭に右前打を許すと、犠打と左前打で1死一、三塁のピンチを招いた。空振り三振で2死とするも、連打を浴びて2失点。さらに一、二塁から3ラン本塁打を浴び、一挙5点のリードを許した。
 
 侍ジャパンは6回裏、好守をみせた田中和基外野手にようやくチーム初安打となる右前二塁打が生まれた。だが、得点にはつながらず。8回表に高梨雄平投手がソロ本塁打を浴び、0-6となった。
 
 9回表の守備に日本シリーズでMVPに選ばれた甲斐拓也捕手が登場した。チャイニーズ・タイペイの盗塁王ワン・ウェイチェンが二盗を試みたが、素早い送球で阻止。「甲斐キャノン」炸裂で球場の雰囲気を一変させた。その裏、田中広輔内野手がレフトフェンス直撃の二塁打で出塁すると、山田の中前適時打で1点を返した。さらに2死満塁から失策と押し出し四球で3点差に。外崎修汰外野手の2点適時打で1点差まで追いついたが、最後は田中広が空振り三振に倒れた。猛追及ばず5-6で惜敗した。
 
 侍ジャパンは、9日から「2018日米野球」(東京ドーム、マツダスタジアム、ナゴヤドーム)でMLBオールスターチームと6試合を戦う。