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【データで選出6月月間MVP】広島・丸、出塁率と長打ともに文句なし。西武・菊池は質・量を備えた完璧な投球

2018/07/09

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あらゆる項目でハイレベルな菊池、小川は与四球・被本塁打の少なさ光る

 投手の評価も質と量両面でどれだけ貢献したかから求める。質は「奪三振」、「与四死球」、「被本塁打」、「ゴロかフライかライナーかといった打たれた打球の種別」、量は「投球回」によって決まり、そこから平均的な投手と比較しどれだけ多くの失点を防いだかを算出する。
 

 
 パ・リーグは菊池雄星(西武)、セ・リーグは小川泰弘(ヤクルト)がそれぞれ最高の貢献を記録した。まず投球の「質」を見ていく。小川は月間で25イニングを投げわずか3四球。また本塁打を1本も許していないことが評価につながり、リーグトップの貢献を記録した。
 
 小川が平均レベルだった奪三振の面で大きな差をつくっていたのが岸孝之(楽天)、山口俊(巨人)だ。彼らは20%弱が平均となる三振を奪う割合が30%弱と高い値を記録。しかし長打のリスクを抑えることにつながるゴロ率や、被本塁打の少なさで他投手ほどの差をつくることができなかった。奪三振が多いため打球の発生自体は少なかったが、失点につながりやすい危険な打球は多く浴びていたようだ。
 
 これらの投球の質すべての項目で優れた成績を残していたのが菊池である。さらに菊池は高い投球の質に加え、運良く月5度の登板に恵まれたこともあり、月間33イニングを投げることに成功。量の面でも高い貢献を見せた。これほど高い投球の「質」で多くの「量」を6月にこなした投手は菊池のほかにいない。3勝1敗と勝敗では図抜けた数字ではないが、投球自体は月間MVPにふさわしいものだった。
 
 
文・DELTA

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