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楽天、監督交代は選手発奮への“劇薬”。最年少指揮官に期待する変革の可能性【小宮山悟の眼】

 東北楽天ゴールデンイーグルスの梨田昌孝監督が辞任を発表した。新たに指揮を任されたのは平石洋介ヘッドコーチ兼打撃コーチ。チームがパシフィック・リーグ最下位に沈む現状の中、平石氏の監督代行就任はどんな効果をもたらすのだろうか。

2018/07/02

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監督交代による起用法の変化

 監督が交代することで起用法は変わるだろう。
 
 当然、監督によって好みは異なるから、これまで出番がなかった選手たちにも新たな指揮官に認めてもらえるチャンスがやってくる。また、梨田さんが重宝していた選手は結果によっては、戦力として考えてもらえなくなる可能性もある。
 
 そういった意味で、多くの選手の目の色が変わるのだ。監督が代わるというのは“劇薬”なのだ。良くなる要素しか見当たらないと言ってもいい。
 
 しかし、ある程度の逆襲はできるかもしれないが、いまからクライマックス・シリーズ(CS)圏内を目指すことは現実的に厳しい。負け数が多すぎることに加え、ペナントレースの趨勢も追い上げを難しくしている。
 
 今季のパ・リーグは独走するチームがなく、混戦模様で落ちてくるチームがない。そうなると、現在ある差を埋めていくのが難しくなるのだ。
 
 そう考えると、平石率いる楽天は来年以降を意識した方がいいかもしれない。チームの基盤を整え、いかに2、3年後につなげていくかが大事になっていくだろう。
 
 
小宮山悟(こみやま・さとる)
 
1965年、千葉県生まれ。早稲田大学を経て、89年ドラフト1位でロッテ・オリオンズ(現千葉ロッテマリーンズ)へ入団。精度の高い制球力を武器に1年目から先発ローテーション入りを果たすと、以降、千葉ロッテのエースとして活躍した。00年、横浜ベイスターズ(現横浜DeNAベイスターズ)へ移籍。02年はボビー・バレンタイン監督率いるニューヨーク・メッツでプレーした。04年に古巣・千葉ロッテへ復帰、09年に現役を引退した。現在は、野球解説者、野球評論家、Jリーグの理事も務める。

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