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最下位から上位も。ロッテ・井口新監督への期待値。混戦模様のパ、勝負の分け目は?【小宮山悟の眼】

プロ野球が30日に開幕する。今回はセ・リーグの順位予想に続き、パ・リーグの順位予想、展望を語る。

2018/03/28

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大混戦が予想される2位から5位争い

 2位から5位は本当に予想がつかないが、ダークホースは昨季最下位の千葉ロッテマリーンズだ。投手はある程度の計算ができて、打線は金森栄治さんがコーチに復帰して荻野貴司のように生き返った選手がいる。元来、一気に爆発するような打線でないため、地味にコツコツ点が取れるラインアップが完成しつつある。10点満点の選手はいないが、6、7点の平均以上の選手が多いので、井口資仁監督の采配によって上位に食い込める。
 
 ロッテのキーマンは、今季からセカンドを守る中村奨吾。昨季まではサードやショートでパフォーマンスを発揮できていなかったが、本職のセカンドに戻ることで負担が減るので打撃にプラスに働くだろう。井口監督は「30-30(サーティ・サーティ)の可能性がある」と言うほど能力は高い。本人がどれだけその言葉に乗っていけるか。
 
 昨季3位の東北楽天ゴールデンイーグルスも上位に食い込むだろう。則本昂大、岸孝之の二枚看板が安定しているのが大きい。2人がカード頭に登板して勝つことでいい流れを伸びこむことができる。
 
 打線も期待していいだろう。昨季は「2番・ペゲーロ」が驚異的な存在だったが、それ以外もいい打者が多い。茂木栄五郎のけがが気になるが、今季もいい戦いができるはず。昨季はシーズン終盤にばててしまったが、その経験が今季に生きてくるだろう。
 
 オリックス・バファローズは戦力のバランスがいい。平野佳寿(ダイヤモンドバックス)が抜けた穴に増井を獲得したのは大きい。もともと能力の高い選手が多いので、額面通りに動けばおもしろくなる。難しいのはビッグネームの扱いだ。若手の台頭で、中島宏之、小谷野栄一、T-岡田を含めたラインアップの組み方、外国人選手の兼ね合いも考えなければならない。
 
 埼玉西武ライオンズは打線がいいし、なによりエース菊池雄星の存在が際立つ。今季は二段モーションが解禁となる。昨季は制限があった中で16勝を挙げた。今オフにはメジャー挑戦のうわさもあり、文句を言わせないようなピッチングに期待したい。
 
 昨季の終盤は、楽天の失速によって入れ替わるように2位に浮上。あの勢いが本物か試されるシーズンとなる。野上亮磨(巨人)、牧田和久(パドレス)の穴が心配されるが、人的補償で獲得した高木勇人のようなタイプは、西武が苦手とするソフトバンクに通用するかもしれない。

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