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侍ジャパンと対戦、オーストラリア代表とは? 元中日「ディンゴ」の名も。日本とゆかりのある人物多数

稲葉篤紀監督が率いる侍ジャパンは、3月3日と4日にENEOS侍ジャパンシリーズ2018を行う。この2試合を戦うオーストラリア代表には、どのようなメンバーなのだろうか。コーチ、選手ともに日本球界とゆかりのある人物が多数在籍している。

2018/03/01

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東京五輪、プレミア12の前哨戦に

 新潟アルビレックスという球団は、オーストラリアとの関係が深く、ヤクルトに移籍したミッチ・デニングをはじめ、これまで多くのオージーたちを受け入れていた。ボス・モアナロアもその一人だ。
 
 2016年に日本でプレーした彼は、その名が示すとおりニュージーランドのマオリ族出身で、WBCにはニュージーランド代表として、予選でオーストラリアと戦っている。今回はオーストラリア代表のメンバーとして、再び日本の土を踏む。一塁手だが、守備に難があるので、DHか代打での出場となるだろう。
 
 また、昨年のWBCに続き、ブルペンの中心となるであろうライアン・サールもBCリーグの石川ミリオンスターズで2015年にプレーし、8勝を挙げている。
 
 2009年大会以降WBCの常連でもある彼は、2016年には台湾の強豪、ラミゴ・モンキーズでもプレーした。ここをリリースされると、今度はイタリアの名門、フォルティテュード・ボローニャに移籍するなど、ブラックリー同様のジャーニーマンだ。
 
 現在オーストラリアのWBSCランキングはこれまでで最高の7位。ランキング上位12カ国によるプレミア12が来年に行われる。侍ジャパンは、五輪の前にこの国と「ガチンコ勝負」をすることになるかもしれない。その前哨戦として今回の強化試合を見れば、楽しみも倍増するだろう。

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