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日米球界におけるキャンプの違いは? 若手が経験得るMLB、抜擢狙うプロ野球【小宮山悟の眼】

春季キャンプの1、2軍のメンバー振りわけが始まった。今回はルーキーや若手選手のキャンプ参加について、日米間の違いを話したいと思う。

2018/01/23

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日米のキャンプでの一番の違いは?

 日本と米国の大きな違いは、「ロースター」の存在だろう。MLBでは、まず40人枠に入りメジャー契約を勝ち取らなければならない。その上で、さらに少ない25人枠に入ることで公式戦への出場資格を得られる。
 
 一方、日本では全ての支配下登録選手が1軍に登録される資格を持っており、自主トレ、キャンプ、オープン戦で頑張れば、開幕1軍のメンバーに入れてしまう。そのために、ルーキーたちが頑張りすぎてしまうということが往々にして起きる。自主トレの際は、その点に注意すべきだというのは、その根底に「ロースター」がないことに起因する。
 
 MLBのキャンプでは、メジャー契約の40人の他に若手選手がノン・ロースター・インバイティ(招待選手)として呼ばれることがザラにある。しかし、よほどのことがない限り、メジャー契約や開幕メジャーを勝ち取るのは難しい。
 
 つまり、メジャーキャンプに参加してはいるが、先は見えているといえる。
 
 ただ、マイナースタートは決まっているものの、MLBのスーパースターたちと一緒に過ごすことによる意義はかなりある。というのは、自分には何が足らなくて、どうするべきなのか、キャンプの早い段階で教わることができるからだ。メジャーリーガーと過ごした経験を得て、マイナーキャンプに移動していく手順を踏むのは日本にはほとんどないだろう。トップクラスの場に居させることによって学ぶ機会を得るのである。

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