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2死でボールをスタンドに、打球が審判直撃…判定はどうなる?【意外と知らない野球ルール3問クイズ】

 野球には、様々な状況を想定した「公認野球規則」がある。このルールブックによって、想定外と思われるような珍場面でも公正な判定を下すことができる。今回は「名珍場面から振り返る野球のルール」(カンゼン、2014年刊行)より、難解な野球規則を過去の事例からクイズ形式で出題する。(2017年12月29日配信分、再掲載)

2020/04/01

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正解は…

B:審判は「石コロ」。ボールに当たっても、インプレーで試合が続く。つまり、打者はアウト。
 

 「審判は石コロである」という言葉を聞いたことがある読者は多いはず。
 
 公認野球規則6.08「打者は、次の場合走者となり、アウトにされるおそれなく、安全に一塁が与えられる」の(d)項に、その根拠となる記述がある。
 
 「野手(投手を含む)に触れていないフェアボールが、フェア地域で審判員または走者に触れた場合。ただし、内野手(投手を除く)をいったん通過するか、または野手(投手を含む)に触れたフェアボールが審判員に触れた場合にはボールインプレーである」
 
 石コロとなるのは後者。内野手の後方にいる塁審に当たるということは、「内野手をいったん通過」した打球。ファーストの後ろにいる一塁塁審に当たった場合は、ボールインプレーとなる。
 
 2013年8月11日、広島対巨人で起きたプレーだった。3回裏2アウト一塁で菊池涼介の痛烈な打球が一塁線に飛び、ファーストのホセ・ロペスの横を抜けていった。
 
 ところが、 ロペスの後方にいた一塁塁審に直撃。跳ね返った打球をセカンドの藤村大介が捕り、ファーストでアウトにした。抜けていれば、一塁走者はホームインしていた可能性もあった。
 
 ただし、石コロにならない場合もある。それは、6. 08(d)項の前者。「野手(投手を含む)に触れていないフェアボール」とは、野手の前に位置している塁審に当たること。守備機会よりも前に、塁審に打球が当たってしまったら、ボールデッドとなり打者は一塁への安全進塁権が与えられる。
 
 走者は投球当時の占有塁に戻されるが、走者一塁だった場合は押し出される形で二塁へ進む。
 

 
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