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「周りを見て焦るな」。虎視眈々と出番を待つルーキー左腕・土肥、恩師の言葉を胸に【マリーンズ浦和ファーム通信#40】

佐々木千隼、酒居知史、有吉優樹ら同期入団のルーキーが一軍で奮闘する中、二軍でチャンス到来を待つ男がいる。社会人の名門・大阪ガスからドラフト4位で入団した土肥星也だ。

2017/04/27

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千葉ロッテマリーンズ

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大阪ガス同期入社組からのエール

 昨年の12月末。大阪ガス野球部の同期入社5人がささやかな送別会を開いてくれた。そして1枚のTシャツをプレゼントしてもらった。それはルーキー左腕の土肥星也投手にとっての宝物であり、今もロッテ浦和寮の自室に大切に保管されている。
 
「同期5人の集合写真が真ん中にプリントされていて、その周りに寄せ書きが書かれています。エールもあれば檄もある。社会人時代があるから今の自分はある。一緒に入社をした同期5人の存在は自分にとっては特別。プロ生活の中でも忘れません」
 
 尽誠学園から入団した土肥。同期入団には土肥と同じく高卒が2人。大卒が3人いた。境遇は違えど、みんな大きな志を持って野球部の門を叩いた。不思議な縁もあった。常葉大学附属菊川高等学校から入社した外野手は、幼稚園からの幼馴染だった。大阪府大東市の同じ小学校に通い、1年生の時から同じクラス。2年生の時から同じ少年野球チームで野球を始め、中学では同じボーイズリーグのチームに所属した。高校こそ違う学校に進学したが、よく連絡を取り合い励まし合う仲だった。向こうは春夏の甲子園に出場。試合に出ている姿をテレビで見て刺激を受けたよき友でありよきライバルのような存在だった。
 
 そんな幼馴染も白いTシャツにメッセージを書いてくれた。
 
「お前は幼なじみとして俺の一生の誇りや。有名になって成り上がれ」


 
 物心つく前から一緒に遊び野球に夢中になった友からの言葉が胸に突き刺さった。だから、プロ入り後も寮の自室にそのTシャツを大事に保管している。プロは厳しい競争にさらされ心安らげることは少ないが、仲間たちの誰もが夢見た世界で、活躍することを誓う毎日だ。

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