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移籍しても止まらない!複数球団で輝き続けた最強助っ人6人。NPBで名を馳せた強打者たち

2025/08/16 NEW

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産経新聞社



アレックス・カブレラ

西武・アレックス・カブレラ
投打:右投右打
身長/体重:185cm/100kg
生年月日:1971年12月24日
経歴:アンドレベロ高 – 台湾・和信 – ダイヤモンドバックス
 
 上体がそり返るほどに構え、インパクトの瞬間、体がねじ切れんばかりにスイングする姿が特徴のアレックス・カブレラ。彼も球団をまたいで輝いた一人だ。
 
 2001年から2012年の12年間で、西武ライオンズ(現:埼玉西武ライオンズ)、オリックス・バッファローズ、福岡ソフトバンクホークスの3球団に所属した。
 

 
 日本での初シーズンとなった2001年には、64試合で30本塁打、月間15本とハイペースに本塁打を量産。最終的に139試合の出場で打率.282、49本塁打、124打点と圧倒的な結果を残す。
 
 そして、翌2002年には王貞治とタフィー・ローズが持つ年間本塁打数55本に並び、本塁打王に輝いたのである。
 
 翌2003年にも50本塁打、112打点と活躍したカブレラは、西武時代の7年間で273本もの本塁打を量産した。
 
 2008年からはオリックスでプレーし、同年は打率.315、36本塁打、104打点をマーク。移籍3年目の2010年には打率.331、24本塁打、82打点の成績を残し、OPSは.997を誇った。
 
 NPB最後の2年間はソフトバンクに所属したが、腰痛の影響もあり成績が下降。2012年のシーズン途中に退団となった。
 
 NPB通算1239試合の出場で、打率.303、357本塁打、949打点。豪快な本塁打の印象を強く持たれがちだが、3割を6度(規定打席以上)記録している柔軟な打撃力も、評価されるべきだろう。

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