移籍しても止まらない!複数球団で輝き続けた最強助っ人6人。NPBで名を馳せた強打者たち
2025/08/16 NEW
産経新聞社
タフィー・ローズ
投打:左投左打
身長/体重:182cm/100kg
生年月日:1968年8月21日
経歴:ウエスタンヒルズ高 – アストロズ – カブス – レッドソックス
タフィー・ローズは、セ・パ3球団で活躍した。
入団から7年間は、近鉄バファローズ(現:オリックス・バファローズ)に在籍。
来日4年目の1999年に40本塁打、101打点で二冠を獲得すると、2001年には王貞治の持つ当時の年間最多本塁打55本の大記録を達成する。
この年のローズは、いてまえ打線の3番として本塁打を量産。同年9月5日の西武ライオンズ戦で50号本塁打を放つと、千葉ロッテマリーンズ戦で54号本塁打を放ち、大記録に王手をかける。
そして、同24日の西武ライオンズ戦で、球界の若きエース松坂大輔から55号を達成。歴史的瞬間に立ち会った4万8千人の観衆の歓喜の声が、こだました。
2003年オフには読売ジャイアンツに移籍。移籍初年度から45本塁打を放ち、セ・パ両リーグでの本塁打王を獲得する。
その後、1度は引退を表明したものの、1年のブランクを経てオリックス・バファローズに入団し、移籍2年目の2008年には40本塁打、118打点の成績で打点王を獲得した。
衰え知らずの活躍を見せるも、けがの影響で翌2009年限りで引退。それでも、NPB通算1674試合の出場で打率.286、464本塁打、1269打点をマーク。本塁打王4回、打点王3回を獲得する輝かしい実績を残した。
ヘッドを小刻みに揺らしながら本塁打を量産する打撃スタイルと、関西弁を話す陽気なキャラクターは、今でもファンの心を掴んで離さない。