移籍しても止まらない!複数球団で輝き続けた最強助っ人6人。NPBで名を馳せた強打者たち
2025/08/16 NEW
産経新聞社
トーマス・オマリー
投打:右投左打
身長/体重:185cm/89kg
生年月日:1960年12月25日
経歴:モンターズビル高 – ジャイアンツ – ホワイトソックス – オリオールズ – レンジャーズ – エクスポズ – メッツ
小さめのヘルメットにガム、オープンスタンスが特徴的だったトーマス・オマリーは、阪神タイガースとヤクルトスワローズの2球団で活躍した。
1991年から1994年までの4年間は、阪神に在籍。配球の読みとバットコントロールを武器に、初年度から130試合に出場し、打率.307、21本塁打、81打点の成績を挙げる。
1993年には125試合の出場で打率.329をマークし、首位打者のタイトルを獲得。翌1994年も124試合の出場で打率.314、15本塁打、74打点の成績を残し、4年連続の打率3割を達成する。
しかし、同年オフに自由契約となり、1995年からはヤクルトスワローズでプレーした。
移籍1年目は、125試合の出場で打率.302、31本塁打、87打点をマーク。当時の野村克也監督率いるヤクルトのリーグ優勝に貢献した。
また、同年のオリックス・ブルーウェーブ(現:オリックス・バファローズ)との日本シリーズでも日本一に貢献し、MVPを獲得した。
翌1996年にも127試合の出場で、打率.315、18本塁打、97打点をマークし、6年連続の3割を達成して引退。オマリーはNPB通算成績742試合の出場で、打率.315、123本塁打、488打点の成績を残した。
ヤクルト時代に同僚のヘンスリー・ミューレン、テリー・ブロスと仲良く勝利の喜びを分かちあっていたシーンが忘れられない。