「“レオのガリバー”から目が離せない!」西武・村田怜音が継ぐホームラン王の系譜。「チームの象徴となる日は近づいている」【コラム】
2025/08/12 NEW
産経新聞社
プロ1号からわずか3日後に……
気温の上昇とともに、村田のアピールは加速している。
8月5日の北海道日本ハムファイターズ戦。エスコンフィールドでの平日デーゲームに、村田は「5番・指名打者」で出場した。
7回表の第3打席、6点ビハインドの場面でも村田は集中していた。外角のツーシームを振り抜くと、打球はあっという間にレフトスタンドのブルペンに吸い込まれた。プロ1号から僅か3日後のプロ2号。12球団ワーストの得点数なだけに、願ってもない若きスラッガーの誕生だ。
ベンチでの存在感も際立つ。自分の打席以上に、仲間のプレーに声を張り上げる叱咤激励する姿が印象的だ。ベンチの最前列で、誰よりも一投一打に集中し、楽しんでいるように見えた。勝利への渇望が、苦しむチームの救世主となりつつある。