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期待通りの大活躍…阪神、今世紀最強ドラ1選手(3)左のエースとして君臨

2025/05/29

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産経新聞社



鳥谷敬、大山悠輔

プロ野球 最新情報(最新ニュース)

 プロ野球の世界では、ドラフト1位入団の選手には特に大きな期待が寄せられる。中には実力を発揮できないまま戦力外となる選手もいるが、プレッシャーを乗り越えて球界を代表する選手となった例も多い。今回は、阪神タイガースからドラフト1位指名を受け、チームの中心となった選手を紹介する。

 
 

 

能見篤史

阪神・能見篤史
出身:兵庫県
投打:左投左打
身長/体重:180cm/74kg
生年月日:1979年5月28日
ドラフト:2004年ドラフト自由枠
 
 常に淡々とした表情で打者を手玉に取り、左のエースとして活躍した能見篤史も、阪神タイガースファンから厚い信頼を受けたピッチャーだった。
 
 鳥取城北高校時代から有名な存在ではあったものの、社会人野球の大阪ガスから熱心な誘いを受け、入社を決意。
 

 
 当時はけがが多く、マウンドに立てない日々が長く続いていた。それでも意地を見せ、2003年の社会人野球選手権で活躍し、阪神への入団が決まる。
 
 入団当初は、井川慶が左のエースとして君臨していた。能見も井川に続きたいところだったが、しばらく目立った活躍ができなかった。迎えたプロ5年目、自身初となる2桁勝利(13勝)を達成。安定したピッチングで防御率2.62を記録し、2013年まで5年連続防御率2点台を維持した。
 
 しかし、2018年は開幕から先発として結果を出せず、中継ぎに配置転換。同年こそ45試合で防御率2.56という数字を残したが、その後はやや苦しむ投球が続くようになった。
 
 若返りを図るチーム構想もあり、2020年に退団が決定。最後はオリックス・バファローズで2シーズンプレーし、18年間の現役生活に終止符を打った。

 

 
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【了】



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