期待通りの大活躍…巨人、今世紀最強ドラ1の現役選手(1)歴代髄一のショートストップ
2025/05/14 NEW
産経新聞社

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プロ野球の世界では、ドラフト1位入団の選手には特に大きな期待が寄せられる。中には実力を発揮できないまま戦力外となる選手もいるが、プレッシャーを乗り越えて球界を代表する選手となった例も多い。今回は、読売ジャイアンツからドラフト1位指名を受け、チームの中心となった現役選手を紹介する。
坂本勇人
投打:右投右打
身長/体重:186センチ/86キロ
生年月日:1988年12月14日
経歴:光星学院高
ドラフト:2006年高校生ドラフト1巡目
坂本勇人は、光星学院高(現:八戸学院光星高)から2006年高校生ドラフト1巡目で読売ジャイアンツに入団すると、プロ2年目の2008年に「8番・二塁」で開幕スタメンに抜擢。
遊撃手の二岡智宏が開幕戦で負傷したため、坂本がショートのレギュラーに定着。最後までポジションは譲らず、全試合出場を達成した。
翌2009年は打撃好調を維持し、シーズン打率3割(.306)をクリア。5月以降はリードオフマンを担い、正遊撃手の座を不動のものとした。2012年には打率.311、173安打の好成績を残し、初の打撃タイトルとなる最多安打を獲得。リーグ優勝、日本一の原動力となった。
その後は、球界を代表する打者として君臨。2016年シーズンは、遊撃手リーグ初となる首位打者(.344)と最高出塁率(.433)を受賞。さらに、2019年は打率.312、40本塁打、94打点と圧倒的な数字で最優秀選手(MVP)に輝いた。
2020年には、史上2番目の若さ(31歳10か月)で通算2000安打を達成。レジェンドの仲間入りを果たした。しかし、2022年から故障に悩まされることが増え、三塁を主戦場とした昨季は、109試合の出場で打率.238とまさかの低迷。
今季も開幕スタメンに名を連ねたが、開幕戦から結果を出せず、二軍降格を経験。岡本和真の故障離脱に伴い一度再昇格を果たすも、復調出来ず2度目の二軍降格となった。巨人の生きるレジェンドは、一軍の舞台でもう一花咲かせることが出来るだろうか。
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