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【5月20日~22日セ・パ第17節展望】黒田復帰の広島、DeNAは最下位脱出なるか。西武の多和田はプロ初勝利を目指す

2016年5月20日~5月22日までの第17節、勝負のポイントはどこにあるか。

2016/05/20

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<セ・リーグ>

ヤクルト―DeNA 神宮

 

 前日、激戦を戦い当日移動のヤクルトと前日に試合がなかったDeNAとコンディションに差がある両者の対戦となる。ヤクルトは前節を1勝2敗で負け越し、メンタル面をどう立て直してくるか。初戦の先発は13日に復帰登板した成瀬がマウンドに立つ。前回登板では巨人を相手に8回1失点の好投を見せた。勝利には結びつかなかったものの、復調の兆しを見せている。打線は、2番の川端がこの2試合を欠場しているが、山田と坂口が俄然好調だ。坂口は対左投手の時に温存される傾向にあるが、もともと左を苦手にしているわけではない。積極的に起用してもらいたい。この3連戦で最下位転落もあるだけに、踏ん張りたい。

 DeNAは前節で首位の巨人に2連勝。好調をキープしている。先発陣は、井納、今永、山口俊と安定の3人を送り出す。いまだ、先発陣のKOがなく、うまくゲームを作れるのが強みだ。今永は大学時代に慣れ親しんだ神宮での登板となる。神宮大会優勝も、2部降格も体験した思い出の地でどのようなピッチングをするだろうか。打線は、左腕との対戦が続き、右打者の宮崎、桑原が起用されて結果を残している。初戦は相手が成瀬とあって、彼らは起用されるが、2、3戦目は右投手が予想され、石川、乙坂、関根に期待したい。投打ともに好調のDeNAは燕の背中が見えている。

 

阪神―広島 甲子園

 

 4カードぶりに勝ち越した阪神は調子を持続したい。初戦の先発は岩貞が中5日で臨むが、前回は77球で降板。問題はないだろう。むしろ、前回登板で打ち込まれただけに、どう修正するかがポイントだ。やや疲れが見えてきているが、投手としてのターニングポイントになる。2戦目は能見、3戦目はメッセンジャーが中4日で臨む予定だ。打線は、ここへきて鳥谷の調子が上がってきた。ただでさえ固定しない打線にあって、クリーンアップだけでも同じメンバーで臨めるのは大きい。ゴメスが好調を維持しているだけに、いかに彼に繋ぐかだ。

 広島は前日いい勝ち方をした。勝ち越したのも大きい。そこで初戦のマウンドに上がるのが黒田だ。故障が癒え、完全復帰する。ここへきての復帰は頼もしい限りだろう。安定感のあるピッチングでさらなる弾みをつけたい。前回好投した岡田と中村恭も、黒田に続きたいはずだ。打線は丸に復調の兆し。前々節から安打、出塁率ともよかった田中、首位打者のエルドレッド、菊池と調子のいいメンバーをうまくからめたい。1ゲーム差で2位を争う両者の戦いには目が離せない

 

中日―巨人 ナゴヤドーム

 

 前節を負け越した中日は踏ん張りどころだ。首位・巨人が相手だけに、何とか勝ち越したい。初戦の先発はバルデスが上がる。前回は勝利こそつかめなかったが7回2失点と好投している。巨人にすでに1勝を挙げているが、今回はどう出るか。2戦目はジョーダン、3戦目は吉見の先発が濃厚だ。特に、3戦目の吉見はこれまで中10日以上開けての登板が続いていた。故障上がりであることを考慮してのことだが、今回からは中6日なる。今後を占う意味でも重要になる。リーグトップの打線は前節ややおとなしかった。ただ、接戦に持ち込む試合展開であと一歩の試合を展開するなど、ただで引き下がらない強さが今季はある。平田、ビシエド、ナニータのクリーンアップを軸にしているが、全体のバランスの良さも見逃せない。

 巨人は前節、2連敗を喫した。打線が2試合で1得点と課題は明らかだ。初戦の先発はいまだ負けがついていないエース菅野が上がる。防御率が0点台にありながら8戦して4勝は、それだけチームが彼に勝利をつけられていない証だ。それでも、黙々と自身のピッチングを続ける姿は勇ましい。エースで連敗を止め、流れを変えていきたい。打線は立岡、ギャレットが不調で、打線を分担してしまっている。好調・坂本の前後を打つ二人だけに、村田の4番抜擢、あるいは、2軍からの昇格も視野に入れたい。こういう時こその高橋監督の手腕は見ものだ。首位陥落もあり得るだけに、注目の3連戦となる。

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