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開幕1軍に残れた? メンバー当落上だった選手(2)かつてのエース候補だったが

2024/04/15

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産経新聞社



(左から)巨人・萩尾匡也、阪神・石井大智、DeNA・京田陽太

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 3月29日にレギュラーシーズン開幕を迎えた2024年のプロ野球。各球団で開幕スタメン・開幕一軍争いが行われ、その陣容が決定した。特に開幕一軍メンバー争いは熾烈を極めていたが、チャンスを掴んだ者、二軍スタートとなった者で明暗が分かれた。ここでは、開幕一軍の当落線上だった選手を紹介したい。

 

 

藤平尚真(東北楽天ゴールデンイーグルス)

楽天・藤平尚真
・投打:右投右打
・身長/体重:185cm/85kg
・生年月日:1998年9月21日
・経歴:横浜高
・ドラフト:2016年ドラフト1位

 
 春季キャンプ序盤は制球難に苦しみ、二軍行きとなっていた藤平尚真だが、オープン戦終盤にかけて猛アピールを見せた。
 
 横浜高から2016年ドラフト1位で東北楽天ゴールデンイーグルスに入団。高卒1年目には8試合に登板し、3勝4敗、防御率2.28と高卒新人らしからぬ数字を残した。
 

 
 しかし、その後は伸び悩み、2021年は一軍登板なし。昨季は11試合の先発登板で2勝4敗、防御率4.44と寂しい結果に終わった。
 
 背水の陣で迎える高卒8年目の今季は、本格的に中継ぎへ転向。一軍キャンプスタートとなったが、2月13日の練習試合では制球を乱し、1回2失点を喫した。指揮官からも苦言が呈されて降格となった。
 
 その後、二軍では安定した投球を披露。さらに一軍再昇格後は、3試合連続無失点の好投を見せ、見事にリリーフで開幕一軍の切符を勝ち取った。

 

 
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【了】