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“掘り出し物” のスターに…阪神、ドラフト下位入団から躍進した一流選手6人

2024/03/15

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産経新聞社



久保田智之

阪神・久保田智之
投打:右投右打
身長/体重:181cm/95kg
生年月日:1981年1月30日
経歴:埼玉・滑川高 – 常磐大
ドラフト:2002年ドラフト5巡目

 
 NPBのシーズン登板数記録を保持する久保田智之。2007年に驚愕のフル回転を見せた。
 
 滑川高で「4番・捕手兼投手」として活躍した久保田。当時からトルネード投法で話題を集め、3年夏の甲子園では、3回戦まで進出した。
 

 
 高校卒業後は常磐大に進み、投手としての経験を積んでいった久保田は、ドラフト5巡目で阪神に入団。先発・リリーフの両方をこなしていた。
 
 2005年からはリリーフとして地位を固め、最強リリーフ陣「JFK」の一角を担った。同年は68試合登板で27セーブを記録。リーグ制覇の原動力となった。
 
 2007年にはNPB記録となる90試合に登板。リリーフにもかかわらず108回を投げ、9勝3敗46ホールド、防御率1.75という驚異の成績を残して最優秀中継ぎのタイトルに輝いた。翌2008年も69試合に登板し、2年連続で最優秀中継ぎ(37HP)を受賞。
 
 2011年以降は不調やけがで苦しみ、33歳の若さで引退。しかし、シーズン最多登板の金字塔を打ち立てた久保田は、まさに球史に名を残した選手だった。

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