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“掘り出し物” のスターに…阪神、ドラフト下位入団から躍進した一流選手6人

2024/03/15

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産経新聞社



中野拓夢

阪神・中野拓夢
投打:右投左打
身長/体重:171cm/69kg
生年月日:1996年6月28日
経歴:日大山形高 – 東北福祉大 – 三菱自動車岡崎
ドラフト:2020年ドラフト6位

 
 昨シーズンは全試合に出場し、リーグ優勝・日本一に大きく貢献した中野拓夢も、ドラフト時の評価は決して高くなかった。
 
 中野は、日大山形高で2年時にレギュラーを獲得し、同年夏の甲子園ではベスト4進出に大きく貢献。卒業後は東北福祉大に進学し、ベストナインを3回受賞するなど強い存在感を放った。
 

 
 その後は社会人野球の三菱自動車岡崎に進み、主力として都市対抗野球大会にも出場。2020年ドラフト会議で、阪神タイガースへ6位入団を果たした。
 
 下位指名とはいえ社会人経由ということもあり、即戦力としての活躍を求められた中野は、ルーキーイヤーに正遊撃手として135試合に出場。打率.273、30盗塁をマークし、新人ながら盗塁王のタイトルを獲得した。
 
 翌年も結果を残し、ベストナインに輝いた一方、両リーグワーストの18失策を記録するなど、守備面での課題が残った。
 
 昨季から二塁手にコンバートとなった中野は”不動の2番打者”として大活躍。全143試合出場で打率.285、164安打、20盗塁の数字で最多安打に輝き、ゴールデングラブ賞も受賞した。今季もさらに成績を向上させ、日本一連覇の原動力となれるか。

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