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球団との”対立”か…自費キャンプを選んだ大物6人。契約更改が長期化した歴代選手たち

2024/01/26

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産経新聞社



中日時代の川上憲伸(左)とダイエー時代の松中信彦

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 プロ野球界では、オフシーズンに契約更改が行われる。その年の活躍が昇給・減額に反映され、翌年俸が決定する。しかし過去には、希望する金額や条件が折り合わず、自費で春季キャンプに突入した事例もあった。

 今回のオフも佐々木朗希(ロッテ)の契約更改が長引き、大きな話題を呼んだ。ここでは、自費キャンプを経験した大物選手をピックアップしたい。

 

 

久保康友

阪神・久保康友
出身:奈良県
投打:右投右打
身長/体重:180cm/81kg
生年月日:1980年8月6日
ドラフト:2004年ドラフト自由枠

 
 NPBで3球団に所属した経歴を持つ久保康友も、阪神タイガース時代に自費キャンプを経験した。
 
 関西大学第一高校、社会人野球の松下電気を経て千葉ロッテマリーンズに入団すると、ルーキーイヤーから10勝を挙げて新人王を獲得。チームの日本一に大きく貢献したが、翌年以降は不振が続いた。
 

 
 2009年にトレードで阪神タイガースに移籍すると、翌2010年にキャリアハイの14勝をマークした。
 
 同年オフの契約更改では、球団との交渉がうまく進まずに長期化。最終的にはキャンプインから一週間が経過したタイミングで、ほぼ倍増の年俸額を勝ち取った。
 
 2014年にはFA権を行使し、横浜DeNAベイスターズへ移籍した久保は、同球団でも2桁勝利(12勝)を記録。3球団で2桁勝利を達成し、2018年以降は海外リーグを渡り歩いている。

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