最後まで現役にこだわった…プロ野球、第一線で戦い続けた選手6人。現役を全うしたレジェンドたち
2023/09/26
産経新聞社
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プロ野球の世界だけでなく、スポーツ選手はいつかのタイミングで現役引退を決断する。とはいえ、少しでも長く現役生活を続け、ファンに勇気や希望を与えた選手も数多くいる。競技人生を全う姿は、脳裏に焼き付いているものだ。そこで今回は、最後まで第一線で戦い続けた選手を6人紹介する。
山本昌
出身：神奈川県
投打：左投左打
身長／体重：186cm／95kg
生年月日：1965年8月11日
ドラフト：1983年ドラフト5位
50歳まで現役を続けたピッチャーが、中日ドラゴンズ一筋でプレーした山本昌だ。
高校時代の甲子園出場は果たせなかったものの、好投手として知られていた山本昌。中日からドラフト5位指名を受け、プロ入りを決めた。
しかし、なかなか勝ち星を付けられないシーズンが続いたため、高卒5年目にアメリカ留学を決断。この留学がきっかけとなったのか、1988年に5勝をマーク。8試合登板ながら防御率0.55と抜群の安定感を見せた。
1993年には最優秀防御率（2.05）、1994年には沢村賞に輝き、その後も中日を引っ張る左腕として大活躍。年齢を重ねて投球術にさらに磨きがかかり、2006年には史上最年長の41歳1カ月でノーヒットノーランを達成した。
49歳で勝利投手となる快挙も成し遂げた山本昌は、限界を迎える直前まで投げ続けたレジェンド投手として、今後も語り継がれることだろう。