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歴代最強の2番打者は誰? プロ野球、“強打の2番”として名を馳せた5人。現代野球のトレンドに

2023/04/08

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産経新聞社



プロ野球 最新情報(最新ニュース)

 現代の野球界では、ほとんどバントをしない「攻撃型2番打者」がトレンドになっている。侍ジャパンが世界一に輝いたWBCでも、近藤健介がその役割を全うした。小技を絡める打者が多く担っていた打順だが、過去にも強打者を置いていたケースが存在する。ここでは、強打の2番と称された選手5人を紹介する。

 

 

小笠原道大


・投打:右投左打
・身長/体重:178cm/84kg
・生年月日:1973年10月25日
・経歴:暁星国際高 – NTT関東
・ドラフト:1996年ドラフト3位

 
 「ガッツ」の愛称で19年間、常にフルスイングで観客を沸かせた小笠原道大。
 
 暁星国際高校からNTT関東を経て、1996年ドラフト3位で日本ハムに入団。プロ3年目の1999年に2番打者を務め、一切バントをしないことから「バントをしない2番打者」として開幕から大ブレイク。同年は打率.285、25本塁打、83打点などリーグ内でも上位の成績を残した。
 

 
 2000年に打率.329、球団新記録となる182安打、31本塁打、102打点を記録して最多安打のタイトルを獲得。また、盗塁数もリーグ2位(24個)を誇った、同年は、球団で張本勲以来の3割20本20盗塁を達成。シーズン126得点は、当時のパリーグ記録を更新した。
 
 翌年、3番打者としてチームの主軸を担っていた片岡篤史がFAで阪神タイガースへ移籍すると、以降は3番打者として大活躍。首位打者、本塁打王、打点王など数々のタイトルを手に入れ、2006年には日本ハムのリーグ優勝、日本一の立役者となり、パ・リーグMVPに輝いた。
 
 実際に2番打者を務めた年数は長くなかったが、「強打の2番打者」として、今もファンの記憶に鮮烈なインパクトを残した。

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