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新天地で大ブレイク! トレード移籍先で飛躍した5人(5)躍進続ける助っ人サウスポー

2022/11/22

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産経新聞社



プロ野球 最新情報(最新ニュース)

 ストーブリーグに突入したプロ野球。今オフはトレード市場が活発化しており、楽天・涌井秀章と中日・阿部寿樹の電撃トレードを筆頭に、主力級の移籍も相次いでいる。日本では後ろ向きな印象が強い交換トレードだが、新天地で才能を開花させた例も少なくない。ここでは、近年に移籍先でブレイクを果たした選手5人を紹介する。

 

 

エドウィン・エスコバー

投打:左投左打
身長/体重:188cm/102kg
生年月日:1992年4月22日
 
 今や横浜DeNAベイスターズに欠かせない存在となったエドウィン・エスコバーも、トレードで活躍の幅を広げた1人だ。
 
 2017年に北海道日本ハムファイターズに加入したものの、外国人枠の問題で一、二軍を行き来していたエスコバー。登板機会が限られていたことを受け、入団から3ヶ月あまりでベイスターズにトレード移籍した。移籍後は160キロに迫る剛速球を活かし、リリーフ陣の中心として君臨している。
 
 特に目覚ましい成績を残したのは2019年、シーズンの半分以上となる74試合に登板し、38ホールドポイント(5勝33ホールド)、防御率2.51をマーク。好打者たちがエスコバーの直球に振り遅れ、あるいは手が出ず三振を喫する場面が数多く見られた。また、毎年50試合以上に登板するタフネスさも特徴で、山崎康晃から教わった「オトコハダマッテナゲルダケ」 という言葉を大切にしているという。

 

 
 2021年シーズンには、NPBの左腕最速記録となる163キロも計測。2022年も70試合登板でキャリアハイの38ホールドポイント(4勝34ホールド)、防御率2.42という成績を残した。その投球だけでなく、真摯に野球に取り組む姿勢も評価されており、今後もベイスターズを支えていく存在といえるだろう。