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新天地で大ブレイク! トレード移籍先で飛躍した5人(4)新たな役割でフル回転

2022/11/22

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産経新聞社



プロ野球 最新情報(最新ニュース)

 ストーブリーグに突入したプロ野球。今オフはトレード市場が活発化しており、楽天・涌井秀章と中日・阿部寿樹の電撃トレードを筆頭に、主力級の移籍も相次いでいる。日本では後ろ向きな印象が強い交換トレードだが、新天地で才能を開花させた例も少なくない。ここでは、近年に移籍先でブレイクを果たした選手5人を紹介する。

 

 

菊池保則

投打:右投左打
身長/体重:180cm/104kg
生年月日:1989年9月18日
ドラフト:2007年高校生ドラフト4巡目
 
 東北楽天ゴールデンイーグルスから広島東洋カープに移籍して花開いた選手が、力強い直球を武器にする菊池保則だ。
 
 菊池は、2007年の高校生ドラフト4巡目でイーグルスに入団。3年目の2010年にはプロ初登板で見事に初勝利を挙げた。長らく先発陣の一角として期待され、2015年は18試合登板(17先発)で4勝、防御率3.76をマーク。しかし、その後は先発・中継ぎの両方で目立った成績を残せず、2018年オフに福井優也とのトレードでカープに移籍した。
 
 移籍によって「開き直れた」と語った菊池は、移籍初年度からリリーフとして躍進。キャリアハイの58試合登板、防御率2.80とフル回転し、同年から3年連続30試合登板を果たすなどブルペン陣に欠かせない存在となった。

 

 
 しかし、2022年は8試合の登板にとどまると、オフに戦力外通告を受けた。12球団合同トライアウトを受験するなど現役続行に意欲を見せているが、現時点で獲得球団は現れていない。