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まさに背水の陣…プロ野球、崖っぷちに立たされたベテラン5人。来季に勝負をかける選手たち

2022/11/19

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産経新聞社



プロ野球 最新情報

 全日程を終了した2022年のプロ野球。今季は村上宗隆が三冠王、山本由伸は2年連続の投手4冠に輝くなど若きスター選手の活躍が際立った。一方で、NPBでキャリアを重ねながらも、野球人生の岐路に立つベテランたちもいる。そこで今回は、来季を背水の陣で迎えるベテラン選手5人を紹介する。

 

 

野村祐輔


出身:岡山県
投打:右投右打
身長/体重:177cm/86kg
生年月日:1989年6月24日
経歴:広陵高-明治大
ドラフト:2011年ドラフト1位
 
 かつては新人王や最多勝などの獲得経験がある野村祐輔。しかし、近年は思うような成績を残せていない状態だ。
 
 広陵高校ではエースとして活躍し、惜しくも決勝戦で敗れたものの3年夏には準優勝を達成。明治大学でも安定した活躍を見せ、リーグ戦通算30勝300奪三振を記録した野村は、ドラフト1位で広島東洋カープに入団した。
 
 プロ1年目からローテーションの座を掴み、新人ながらオールスターゲームにも出場。9勝11敗と負け越したが、シーズン防御率1.98 を記録し、新人王に選出された。新人投手が防御率1点台でシーズンを終えたのは、1966年の堀内恒夫(当時巨人)以来46年ぶりの快挙だった。
 

 
 翌2013年は防御率こそ3.74となったが、2桁12勝を記録。2016年には16勝3敗、勝率.842、防御率2.71をマークし、最多勝と最高勝率の投手2冠、ベストナインに輝きカープのリーグ優勝に大きく貢献した。しかし、近年はけがに悩まされることが増え、その後は2桁勝利を記録するシーズンもなし。プロ12年目を迎える2023年シーズン、新井貴浩新監督を胴上げするためにも野村の復活は欠かせない。

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