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次世代どころか…早くもエース級と化した逸材5人(5)投打で躍動!高校通算25本右腕

2022/11/13

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産経新聞社



プロ野球 最新情報(最新ニュース)

 2022年の全日程を終了したプロ野球、数々の大記録が誕生したシーズンとなったが、佐々木朗希(ロッテ)は21世紀初の完全試合を達成。一気に球界を代表する投手の1人となった。今季は佐々木朗の他にも、1軍戦力となった高卒の若手投手たちがいる。ここでは、エース級の活躍を見せた逸材5人を紹介する。

 

 

西純矢


出身:広島県
投打:右投右打
身長/体重:184cm/90kg
生年月日:2001年9月13日
経歴:創志学園高
ドラフト:2019年ドラフト1位
 
 西は創志学園高からドラフト1位で阪神タイガースに入団。1年目の2020年は2軍で実戦経験を積み、チームトップタイとなる4勝を記録した。
 
 翌年2021年は1軍で春季キャンプを迎えると、5月19日のヤクルト戦でプロ初登板・初先発を記録する。5回を無安打無失点と好投し、プロ初勝利をマークした。「ドラフト1位の高卒投手」のプロ初登板初勝利は球団史上初の快挙となった。
 
 今シーズンはチームの先発投手に新型コロナウイルス感染が相次いだことから、5月1日に1軍昇格。同日の巨人戦で7回をわずか3安打に抑え、シーズン初勝利を挙げた。同月18日のヤクルト戦では9回を1失点に抑えプロ初完投を記録。2回にはプロ初本塁打を放ち高校通算25本塁打の実力を見せつけるなど、投打で大活躍の一戦だった。
 

 
 6月終盤に不調から登録を抹消されるも、8月18日に1軍再登録。同日のヤクルト戦を5回2失点にまとめシーズン4勝目をマークした。その後は再びローテーションの一角に定着。終わってみれば今シーズンは14試合に登板し、チーム4位となる6勝(3敗)、防御率2.68と好成績を残した。