まさかの”不良債権”…巨人、期待外れの成績に終わったFA移籍選手6人。積極補強の失敗例に
2024/06/19
産経新聞社
井納翔一
争奪戦の末に読売ジャイアンツ入団を決めた井納翔一。しかし、ジャイアンツでは目立った成績は残せず。わずか2年で戦力外となった。
NTT東日本から2012年ドラフト3位で横浜DeNAベイスターズに入団した井納。プロ1年目から5勝を挙げると、翌2014年には11勝をマーク。
2016年シーズンには開幕投手を務めるなど、主に先発ローテーションの一角として活躍し、在籍8年間で計50勝を記録。2020年オフに国内FA権を行使し、複数球団が獲得に乗り出した中、ジャイアンツと2年契約を締結した。
移籍1年目から開幕ローテーション入りを果たすも、不安定な投球が続いて中継ぎに配置転換。その後も結果を残せず、自己ワーストの5試合登板、防御率14.40に終わる不本意なシーズンとなった。
契約最終年となる2022年は、開幕2軍スタート。チームが新型コロナウイルスの集団感染に苦しんだ8月にリリーフとして一軍昇格を果たし、移籍後初勝利も記録したが、シーズンの大半はファーム生活に。オフには戦力外通告を受け、現役引退を決断した。