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カーショウ&グレインキー月間防御率0.16 ドジャースが誇る『世界最強のワンツーパンチ』

ドジャースのダブルエース、クレイトン・カーショウ&ザック・グレインキーの勢いがすさまじい。2人の月間防御率はここまでなんと防御率0.16。まさにアンヒッタブルといった様相を呈している。

2015/07/26

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ドジャース自慢のダブルエース

 MLBのバッターたちに今最も対戦したくない投手は?という質問を投げかければ、その多くが彼らどちらかの名前をあげるだろう。ドジャースの「The Scariest Piching duo」(最も恐るべき二人の投手)クレイトン・カーショウかザック・グレインキーの名を。

 かねてよりMLB屈指の先発投手として知られるカーショウとグレインキーだが今月の活躍は常軌を逸している。

 現役最強投手として名高いカーショウは、現地23日、敵地シティ・フィールドでのニューヨーク・メッツ戦に先発。9回を投げて許したのはわずかにシングルヒット3本のみ。11奪三振無四球、6回まで一人の走者も出さない完璧なピッチングで、同月8日のフィリーズ戦に次ぐ今季2度目の完封勝利をあげた。

 これで8回14奪三振無四球無失点の前回登板、13奪三振無四球完封の前々回登板と併せて3試合連続「8イニング以上、二桁奪三振、無四球、無失点」を達成。これは20世紀以降では初となる大記録だ。ベテランのジミー・ロリンズも23日の試合後『MLB.com』のインタビューに対し「9回までに1点取ればいい、それだけであいつは勝ってくれる。あれこそエースだよ」と最高のピッチングを続ける左腕を絶賛している。

 5月終了時点での防御率は3.86と振るわなかったカーショウは、6月以降に復調。今季は2002年のランディー・ジョンソン、カート・シリング以来となる年間300奪三振も射程圏内に捉えている。

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